趣味として始まる家計簿。最初からメリットなんて求めんな。
家計簿といって拒絶反応が出る人は多いだろう。けれども、趣味で始めると、これほど面白い趣味もない。ちなみ僕はアプリ「かけ~ぼ」を使用しているのだが、カード設定をしたり、費用の登録をしたりと毎日活用させてもらっている。
そこで今回は趣味として始める家計簿の面白さや、注意すべきことを紹介していこうと思う。
予算組み立てが面白い
家計簿の面白さといえば、なんといっても毎月給料日明けの、先月分の突合せと来月分の予算組立てが面白い。仕事でヤレって言われてら死ぬほど怠いんだけど、自分自身でするとすごい面白い。
欲しい本があるから、生活費の予算から娯楽費にいくら移動するとか。先月分の食費が20,000円だったから、今月はがんばって25,000円に抑えようとか。そのためにはメニューは豆腐中心で組んで、栄養は冷凍野菜で無駄を出さないようにしようだとか。
限られた予算の中で無理のない貯金額を算定し、必要のない費用を削除していく。そんな正解の無いパズルを、自分の中でベストな金額に近づけていく作業が本当に面白い。
この作業だけで休日の半日は楽に潰せる。というか月の楽しみだ。
毎月の予算がオーバーしていたら、何が一番の原因か考える。そして来月の生活に反映して無駄の無い生活を送るようにする感覚が堪らない。
注意すべきこと
家計簿を始める上で気を付けないといけないことは、無駄を完全に排除しないことだ
僕は以前、食費を一月6000円で過ごしたことが一度ある。単純計算で一日200円以下。一人暮らしの成人男性の食費としてはもはや狂気の類だ。
メニューは毎日が鍋。毎日近所のスーパーで、一丁30円くらいの豆腐と30円くらいのもやしを購入。良いおつとめ品の野菜があれば、それも一緒に買って、鍋にぶち込む。もちろんお昼は無しだ。
夜に米と鍋でパンパンに腹を膨らませ、朝と昼は抜く。そんな生活を一月続けていた。たしかにその月は、普段よりも多めに貯金できた。
が、それだけだ。
正直毎日が楽しくなかった。生きているだけの渇いた日々だった。
そこで思ったのは、やっぱり生きていくうえで無駄って必要ということ。
話が大きく逸れたけど、僕が言いたいのは、家計簿を付ける上で優先順位を間違えないでほしいということ。僕らが家計簿をつけるのは、生活を豊かにするためだ。お金を貯めるために心の豊かさを捨てるべきじゃない。
例えば食費の場合、お菓子が食いたいなら、我慢せず買えばいいと思うし、酒のつまみが欲しいなら買い物かごに突っ込めばいい。
予算がオーバーしたら、来月に活かせばいいだけだ。別に予算がオーバーすると死んでしまう病に掛かってしまっているわけでもないので、翌月も僕らは無事に生きている。
買いたいものは買え!我慢できるなら我慢しろ!家計簿は法律じゃなく、1つの指針という事を僕らは心がけるべきと思う。
一番大切なことは家計簿に嘘をつかない
家計簿を付けている間の無駄なお金は、使った分だけ経験値になる。なぜ貯まらないのか、自分の何が悪いのか。一つひとつ嘘をつかず記入することが一番大切。
禁煙中にタバコを買って、家計簿を汚したくないといって、雑費なんて書いちゃだめだ。潔くタバコ代と書こう。