禁煙と転職とモテたい願望

転職も成功してボチボチ編集として生きています。そんな三十路が思うこと・考えることをつらつらと書いていきます。

名前でインパクトつけても最早覚えてくれない時代へ

完全に私ごとなんだが、仕事の関係上でちょくちょく小学生の名前を見る機会がある。

 

「最近の若い奴は~」なんて言える年齢でもないし、その子の責任でもないけど名前が読めない子が多いこと多いこと。いつの間にかそれが当たり前の世の中になってしまっているようだ。気付けば読み慣れた名前でさえも「もしかしたら・・・」と違う読みを模索している自分がいる。

 

もう一つ言わせてもらうなら、僕の本名はけっこう珍しい。苗字は地元では割とメジャーなだけど、町内を一歩出れば途端に珍しい名前に早変わり。しかも名前も珍しいので、この世に生を受けて30幾年経つけれど、同性同名の方には一度もお目にかかったことが無い。ちなみに同名で検索しても、どこぞの将軍様の名前が出てくるだけ(しかも読み方は違う)。

 

で、だ。じゃあ、珍しい名前で良かったことがあるかと聞かれれば無い。うん、無いのだ。全くない。

 

世のお母さん、お父さんは子どもに特別感(オンリーワン)を持ってもらいたいとその名前を付けたと思うけど、それよりも誰からもちゃんと呼ばれる名前の方が断然いい。もちろん、僕は自分の名前が嫌いじゃないし、きちんと意味を持った名を付けてくれた家族には感謝している。だって、珍しくて読めるから。

 

けど、正直、自己紹介の度に自分の名前を説明するのは怠い時がある。そんな時は「ゆうすけ」や「だいすけ」「こうた」「しんや」といった名前の友達が羨ましくなるのが本音だ。

 

そもそも名前でインパクトを出そうとすること自体が間違っている。正直言って、結婚して子を授かった親なら釈迦に説法だと思うけど、これまで20年以上生きてきて例え珍しい人と出会ったとして、その名を全部覚えている人はいないはずだ。大切なのはガワじゃなくて中身だと言う事を僕らは長い人生で学んだはずではないのか。

 

どんな奇抜な名前をしていても、ずっと引きこもってその身を磨かなければ、きっと誰の記憶にも残らないはずだ。

 

それならば別に名前なんてなんだって関係ないだろという逆説も成り立ってしまうかもしれないが、特に幼い頃には、己を証明するもっとも身近なもの(=名前)を間違えられるのは、なかなか人格形成に影響を与えてしまうのではと、専門家ではない素人な僕は心配になってしまう。

 

なんとなく響きが可愛いから。文字がカッコいいからと安易に名付けをしている人は少数派であろうが、たまにそんな類と思わしき名前も正直言って見つけてしまう。そしてこれは個人的な意見の押し付けになるかもしれないけれど、当て字はやめてあげてと切に思う。

 

あまり例を挙げるべきではないと思うけど、あえて挙げるならネタだと思うけどよく見かける「光宙(ピカチュウ)くん」「泡姫(そーぷ)ちゃん」は論外として、好きな単語に当てはめるのは何だか薄っぺらく感じてします。「お前の名前は○○になって欲しいと思って付けたんだ」と数年後に胸を張って説明できる名前にしてほしいと心から思う。

 

間もなく姉が出産を控えているが、変な名前を付けないか戦々恐々としている。義兄さんにはぜひとも姉のマタニティハイを防いでほしいものだ。


ちなみにこの記事を書いている8月16日現在のとある地域のとある人気風俗嬢ランキングTOP10の名前のよみ
1.れい
2.めると
3.まりあ
4.ゆうな
5.いよな
6.ふうか
7.にこ
8.あおい
9.あいみ
10.まお

 

そして下記が明治安田生命さんが毎年行っている名前ランキングTOP女の子編(よみ)
https://www.meijiyasuda.co.jp/sp/enjoy/ranking/index.html#/year/2017y
1.さくら
2.ゆい
3.あかり
4.めい
5.はな
6.さな
7.りお
8.ひまり
9.こはる
10.あおい


何がとは言わない。ただ、書いただけ。

餅夫でした。